2021年11月14日、日蓮宗覚蔵寺様(東京都杉並区)の多宝塔に心柱を取り付けました。当日は好天にも恵まれ、クレーン車で心柱を吊り上げ、ゆっくりと取り付けました。
心柱は多宝塔の中心を貫く柱のことで、制震性能に優れた能力を発揮します。仏塔として知られる奈良の法隆寺(国宝)や薬師寺東塔(国宝)も貝の口継ぎ工法でつないだ心柱を持ち、今回の覚蔵寺様の多宝塔にもこの工法によりつないだ心柱が翠雲堂の匠達によって取り付けられました。
覚蔵寺様の多宝塔は竣工しますと間口14尺、露盤まで10メートルの高さの仏塔となります。(2022年3月竣工予定)
※参考 翠雲堂の宮大工は、伝統的な継ぎ手(組木)を使いながら、建築の強度を増し、材料を有効に使う工夫を凝らしています。
日蓮宗覚蔵寺様多宝塔製作の過程を以下のページからご覧いただけます。