翠雲堂では、古いお仏壇をお客様のご要望に合わせたリメイク(作り直し)を行っています。今回ご紹介するのは、欅の古いお仏壇から新しいお仏壇へのリメイクで、これまでのお仏壇素材を生かしながら、新しい仏壇へと作り直しをいたました。お客様からの杉や欅の支給材も製材加工し、仏壇部材として用いた他、経箱・経机を新たに作りました。
これまでのお仏壇の素材を生かした部分と新たに作り直した部分の説明をいたします。仏壇本体に関しては、仏壇内部(内陣)の棚の部分は汚れを落とし、再び塗装することで生かしております。胴体部分に関しては新たに作り直しとなりました。
打ち合わせ
実際の仏壇リメイクにあたっては、現状の仏壇の細部にわたる調査の上、綿密に打ち合わせが行われます。また、今回はおお客様からの木材の提供もあり、製材の後にリメイク材として活用されました。
図面の作成
打ち合わせの後に図面が製作され、お客様に確認して頂いた後に、実際のリメイク工程に入ります。
支給された木材の製材と加工
お客様から支給された木材の製材と加工です。
部材の加工工程
必要な木材が揃った後に、部材の加工工程となります。
仮の組立
加工を終えた仏壇は一旦組立てられます。
研磨・塗装の後に組立
仮組みの後に、下地塗装と研磨、そして仕上げの塗装と進みます。仕上げ色は深みのある古代色です。
組立
塗装の後に組み立てられます。
完成
リメイク仏壇が完成しました。サイズは高190㎝×幅95㎝×奥行77㎝です。仏壇の奥板は本金箔仕上げです。今回、経箱と経机を新たに製作しました。