翠雲堂NEWS
翠雲堂NEWS
お仏壇ビフォーアフター 自宅改装などに伴う仏壇のリメイクのお手伝いをいたします
翠雲堂では、古いお仏壇をお客様のご要望に合わせたリメイク（作り直し）を行っています。今回ご紹介するのは、欅の古いお仏壇から新しいお仏壇へのリメイクで、これまでのお仏壇素材を生かしながら、新しい仏壇へと作り直しをいたました。お客様からの杉や欅の支給材も製材加工し、仏壇部材として用いた他、経箱・経机を新たに作りました。
リメイク前の仏壇 
リメイク前の仏壇
リメイク後の仏壇 
リメイク後の仏壇 経机と経箱も新たに作られました
これまでのお仏壇の素材を生かした部分と新たに作り直した部分の説明をいたします。仏壇本体に関しては、仏壇内部（内陣）の棚の部分は汚れを落とし、再び塗装することで生かしております。胴体部分に関しては新たに作り直しとなりました。
既存部分の活用と新たに作り直した部分 
既存部分の活用と新たに作り直した部分
打ち合わせ実際の仏壇リメイクにあたっては、現状の仏壇の細部にわたる調査の上、綿密に打ち合わせが行われます。また、今回はおお客様からの木材の提供もあり、製材の後にリメイク材として活用されました。
お客様から提供された木材 
お仏壇リメイクの打ち合わせ
図面の作成打ち合わせの後に図面が製作され、お客様に確認して頂いた後に、実際のリメイク工程に入ります。
仏壇本体図面 
経箱図面
支給された木材の製材と加工お客様から支給された木材の製材と加工です。
支給された木材 
支給された木材の製材
角材から板材に加工された支給木材（欅材）
欅材ならではの美しい板目に木取りされた
材木の人工乾燥
部材の加工工程必要な木材が揃った後に、部材の加工工程となります。
下台側板の加工（はぎ継ぎ・フローリング） 
再利用の欄間の加工
加工が終わった加工部材 
加工が終わった仏壇部品
仮の組立加工を終えた仏壇は一旦組立てられます。
③は再利用部材 
赤で囲まれた①②は再利用部材
③④⑤は部材の再利用 F・Eは支給欅（けやき）材からの加工 
Ｃの下台角引戸は支給された欅材より製作
木地加工の後仮組みされた下台 内部には棚板を新設 
Ｄ部分は支給欅材加工によるもの
研磨・塗装の後に組立仮組みの後に、下地塗装と研磨、そして仕上げの塗装と進みます。仕上げ色は深みのある古代色です。
木地研磨 
欄間の中塗り
扉の中塗り研磨 
扉の上塗り
組立塗装の後に組み立てられます。
リメイクされた仏壇の組立 
支給杉材も用いて新たに作られた経箱と経机
リメイクされた仏壇 家紋入りの欄間や扉は部材を再利用 
リメイクされた仏壇の内陣 側板は支給欅材
リメイクされた仏壇 須弥壇は部材を再利用 
可動式の膳引き 花立て・香炉・燭台などの仏具を置くことができる
下台 
下台
完成リメイク仏壇が完成しました。サイズは高190㎝×幅95㎝×奥行77㎝です。仏壇の奥板は本金箔仕上げです。今回、経箱と経机を新たに製作しました。
リメイク後のお仏壇 経机も新たに作られました
