翠雲堂NEWS

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耐震社寺建築に実績

北海道胆振東部地震 震度6強に耐えた瑞雲寺様山門

 平成30年(2018年)9月6日、北海道胆振(いぶり)地方を震央とした大地震が発生した。最大震度は勇払郡厚真町の震度7。同じ勇払郡にある曹洞宗瑞雲寺様(安平町)は震度6強という激しい揺れに見舞われたが、翠雲堂が平成9年(1997年)に設計・施工を行った山門は、斗組など一部の部材が破損しただけで、激しい揺れを吸収、建築は無事であった。破
損があった斗組などは僅か五日間で補修された。近隣の寺院では大きな被害も出た中、翠雲堂の建築の確かさが証明されることとなった。


 


翠雲堂が平成12年(2000年)に設計・施工した水戸市の真言宗豊山派神崎寺様の多宝塔は、平成23年(2011年)に発生した東日本大震災に大きな被害もなく耐えた。この時の水戸市は震度6。長い揺れの中で部材の一部が破損。破損した部材はご住職の「部材の破損は見ただけでは分からないもの。震災の遺構に残しておく」という希望により、そのままにしてある。

耐震施工についての問い合わせは年々増えており、「軽量の屋根瓦にしたり銅板・チタンに葺き替える中で、建築構造そのものを見直すこともお勧めしたいです。もちろん建築自体の耐震性向上のご相談にも応じます」と翠雲堂山口豊社長は語る。