翠雲堂NEWS

翠雲堂NEWS

翠雲堂がFRAME00と「寺DAO」で提携

翠雲堂はDEVプロトコル(暗号通貨/仮想通貨)を開発するFRAME00(フレームダブルオー 本社・東京都渋谷区)とパートナーシップを締結し、伝統文化継承などを目的とする「寺DAO」を6月6日からスタートさせた。

「寺DAO」のDAOとは自立分散型組織と呼ばれるもので、目的や理念を同じくする世界中の人々がブロックチェーン上で協力して管理・運営される組織のこと。

 寺DAOに参加するには、暗号通貨(ETHまたはDEVトークン)を寺DAOに預ける必要がある。そうすることにより、寺院や仏教美術品を応援しながら資産運用が行われ、暗号資産が増える。

暗号通貨はブロックチェーンと呼ばれるネットワークで流通する通貨であり、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などが知られる。DEVトークンは、現時点でイーサリアムとの交換性を持ち、将来的に日本の取引所への上場を計画しているという。

 DEVプロトコルはインターネット上に公開されているオープンソース開発者が経済的な理由で活動を持続させることが難しいという課題を解消してきた。今回、オープンソース開発者だけでなく寺院建築や仏教美術品が抱える課題の解決のため、FRAME00と翠雲堂とがパートナーシップを結び、「寺DAO」を開始した。

 寺DAOへの参加方法はここをクリック

 今回のパートナーシップは日本全国で社寺建築手がける翠雲堂にとって意味のある布石となる。翠雲堂の社寺建築はユネスコ世界文化遺産にも指定される様々な工芸材料や工匠の技で支えられているが、世界中から「寺DAO」に投資された資金により、工芸材料を作る技、伝統工芸の技を継承する仕事を生み出すことができるからだ。

FRAME00代表の原麻由美氏は伝統技術継承への関心が深く、今回の翠雲堂とのパートナーシップの提携となった。